読書感想文の書き方(学生編)

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読書感想文の書き方

目次

  1. 「です・ます」調か、「だ・である」調は、どっちがいい?
  2. 「ふせんを張る」
  3. 「起承転結」を意識しない
  4. 「下書き」
  5. 「段落分け」

夏休みや冬休みの宿題の定番である読書感想文。
「書き方がわからない」「書くことがない」そんな悩みをよく聞きます。

読書感想文の書き方について書かれたHPは数多くあります。 「文章の書き出しはこうすればいい」とか「主語と述語の位置」だとか、とても詳しく書かれていますが、あまり初心者向けとは言えません。文章が苦手な人に、書き方の応用まで説明しても、すぐに使いこなせるものではありませんし、かえって混乱するのではないでしょうか。

ここでは、文章を書く上でのごく基本的な事を端的に、文章にあまり慣れていない人向けに、本当に必要なことだけを書いていきたいと思います。 作文や読書感想文を書くための参考になれば幸いです。

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「です・ます」調か、「だ・である」調は、どっちがいい?

「です・ます」調は、丁寧で柔らかい感じがしますが、語尾が単調になりやすいです。一貫して丁寧に終わらせようとしますから、「考えています」「思います」など、書いていくうちにいつのまにか
「〜〜ます」「〜〜ます」「〜〜ます」と同じような語尾が続いてしまうのです。

一方、「だ・である」調は、強く断定したい時、引き締まった文章を書く場合に向いています。 語尾のバリエーションも豊富です。
「〜〜している」「〜〜でしかない」「〜〜していく」「〜〜したい」
決して単調になることはなく、書きやすいと言えます。

私が自分のHPに感想を書く時は、そういうことをあえて気にしてません。 「〜〜です」の後に、いきなり「〜〜だ」「〜〜である」なんて書くこともしばしば。 どちらかに統一したほうがいいことは知っていますが、書いていく中で、この部分は「〜〜です」のほうが合っているとか、ここは「〜〜だ」のほうがしっくりくるなとか、気持ちの部分を大事にしています。

文章を書く上で、強く訴えたい部分を強調させるためには、「弱い部分(柔らかく抑えた表現)」を、周りに配置させてこそ引き立つと思うのです。とは言っても、学校や職場に提出するものなら、もう少しきちんと書いたほうがいいのかもしれません。

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「ふせんを張る」

本を読みながら「ふせん」を張っていきましょう。
この本が伝えたいこと、感動した場面、おもしろかった場面、心に残ったセリフなど。
後で書き出していくために必要な作業です。


「起承転結」を意識しない

私の場合、「起承転結」にしたがって文章を書こうとすると、頭の中が凝り固まって上手く書けません。
どのように文章を書いているかというと、まず「下書き」をします。


「下書き」

「下書き」とは、完成前に描く「大まかな設計図」のようなものです。
とりあえずパッと浮かんだものから順に、ダーッと書き進めていく。 出だしはこうしようとか、まず「起」を書かなきゃ、それから次は「承」をなんて考えるよりも、自由に伸び伸びと、思いついた順でいいのです。文章は後からいくらでも書き直せます。

この時点では、文と文の繋がりを意識する必要はありません。ちゃんとした文章になっていなくてもいい。箇条書きでポンポンと。本から受けたイメージを、ふわふわとした断片のような言葉で。単語だけの羅列でもいいのです。

出来上がった後、「単語」だけなら、この前後にどんな文章を付け加えるか考えます。言葉が足りないと感じた部分は、少し足していきます。そうして出来たものを、今度は「段落分け」していきます。

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「段落分け」

「下書き」をいくつかの「段落」に分けていきます。
この辺の文章は、「前のほう」、この辺のは「中間ぐらい」、ここのは「最後のほう」など、書く順番はこの時点で決めます。 そしてさらに気になるところを削ったり、追加したりしていくうちに、ようやく出来上がります。

出来上がった原稿を、何度か読み直してみて下さい。下記のことに注意しながら整えていきます。

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